マカオのVIP事業者、サンシティグループの上場会社であるサンシティグループ・ホールディングスが、3月下旬または4月上旬までに、同社がホテルおよびカジノ開発を計画中のウェストサイドシティ・リゾートワールドにある土地の使用にむけた2億米ドル(約220.34億円)全額の支払いを完了する予定であることを明かした。
サンシティが最近取得したフィリピン子会社のサントラスト・ホーム・ディベロッパーズ経由で行われる支払いには、2020年1月31日までに支払わなければならない2,000万米ドルの保証金が含まれており、残りはサントラストとウェストサイドの間の共同開発契約にある条件が全て果たされてから10日以内に支払うことになっている。
保証金は、2020年3月28日までに共同開発契約が履行されなかった場合返金される。
サンシティは10月、マニラのエンターテインメント・シティ地区に開発される4つ目の統合型リゾート、ウェストサイドシティ・リゾートワールドへの参加を含む多層的契約の詳細を発表した。ウェストサイドシティ・リゾートワールドは広大な土地に広がる数十億ドル規模のレジャー・エンターテインメントタウンシップで、フィリピンの建設大手、メガワールドコーポレーションとリゾートワールド・マニラの事業者で、ゲンティン香港とアライアンス・グローバル・グループの合弁会社であるトラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループが31ヘクタールの土地に開発している。
契約の条件によって、サンシティはサントラストの51%、メガワールドは43.5%、そしてオーロラ証券が残りの5.5%を取得している。
サンシティによるホテル及びカジノ開発には7億米ドルの費用がかかる見込みで、土地の広さは約44,000㎡、建物の床面積は182,000㎡となっている。
このプロジェクトには、VIPとマスゲーミングの両方を合わせて400台のゲーミングテーブルと1,200台のスロットマシン、そして5つ星ホテルの客室400室と960台分の駐車場が含まれており、2022年第4四半期に開業予定。ウェストサイドシティ・リゾートワールドタウンシップにはまた、グランドシアター、複数のショッピングモール、そして2,000台の駐車スペースなどの施設も作られる予定。