サンシティグループが、一連の融資契約の詳細を発表し、ベトナムの統合型リゾート「ホイアナ」の50%を保有する過半数株主のゴールド・イールド・エンタープライズ(GYE)が、プロジェクトへの投資および開発のために3,400万米ドル(約36億8,713万円)を受け取ることが分かった。
香港証券取引所への報告書の中で、サンシティは、完全子会社のスター・アドミラル、そしてGYEの残りの50%を保有するアルファ・エラ・インベストメンツのそれぞれが、GYEに対して、進行中のホイアナの開発のみの目的で、17,022,500米ドルの融資を提供することを明かした。
この40億米ドルのプロジェクトは、今四半期中のオープンが予定されている。
融資契約の条件の下で、GYEは毎年1.5%の利息を支払い、決められた5年間の期限時に元本と利息が返済される。
サンシティは、「ベトナムでプロジェクトの実施を成功させることによって、GYEには、ビジネスチャンス、そして事業成長の余裕も生まれると予想される。東南アジア地域での観光関連ビジネスへの需要の増加を踏まえると、取締役会はこの計画の今後に前向きな展望を持っており、当グループはGYEの将来の成功から恩恵を受けることが予想されている。GYEは、将来的な事業開発のため、そしてその資本ニーズに見合うだけの充分な資金を持つことが必要だ」と述べた。
サンシティはこれまでにGYEに対して、ホイアナ開発のためにおよそ6,500万米ドルを貸し付けており、この直近の融資によって、合計額は8,200万米ドルにのぼっている。