オーストラリアの上場企業、ドナコ・インターナショナルが、またもう一人の幹部に別れを告げている。同社の年次株主総会で3人の取締役がその席を保持することに失敗してからたった数日後に、CEOのポール・アーバックル氏が辞任を決めた。
つい最近の6月に同職に就任したアーバックル氏は、水曜に辞任を願い出たものの、雇用契約の条件によって2020年6月4日までの6カ月間はその職に留まることになると、ドナコは報告書の中で明かした。
取締役会は声明の中で、「ポール・アーバックル氏は2019年6月にCEOとして加わって以来、ドナコの業務改善に多大な貢献をしてくれた。今のところ、辞任したいという彼の決定を尊重する。取締役会はCEOであるアーバックル氏の後任を探すプロセスを開始する。そして同氏が、過渡期に、当社を継続して支える意思を示してくれていることに感謝する」と述べた。
アーバックル氏の前には、長い間会長を務めたスチュアート・マックレガー氏、業界のベテラン、デイビッド・グリーン氏、そしてアルゼゲーミングテクノロジーズの木下雄吾氏が、先週の年次株主総会で株主の支持を得られず辞任に追い込まれている。法務責任者および会社秘書役のベン・リーシェル氏は株主総会前に取締役の辞任をすでに発表していた。
注目すべきは、今回の株主投票の結果が意味するのが、偶然にも生き残った2人の取締役が、6月に同社の19.25%の株式を取得したアジア拠点の投資会社、オンヌットロードからの代表者になったということだ。月曜新たに、香港を拠点にするオーストラリア人のロッド・サットン氏が3人目の取締役に就任した。