親会社のユニバーサルエンターテインメントによると、エンターテインメント・シティにあるIRのオカダ・マニラは、提案中の拡張の一環として、多数の世界的大手ブランドホテルの誘致を計画している。
ユニバーサルは今週、マニラの将来的な計画に関する概要を発表し、同時に富士本淳代表取締役社長が最近マラカニアン宮殿でフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と会談したことを明かした。
11月後半に行われた1時間の会談の中で、富士本氏は2020年前半に完成予定のオカダ・マニラ第1フェーズ開発の進捗を説明するとともに、パラニャーケ市の現在の土地に隣接する土地への様々な不動産投資が含まれる予定の第2フェーズに関する情報も共有した。
ユニバーサルはこのように述べた。「現時点では第1フェーズとして、アジア圏内有数のIR事業のベースはほぼ完成し、今後は、コンドミニアム等の不動産開発や、相乗効果を見込める企業とのコラボレーション、大手ブランドホテルの誘致を計画している」
ユニバーサルはまた、ドゥテルテ大統領に対して、さらに広範囲にわたるIRへのビジョンを説明し、「医療の分野では世界最先端の検査医療設備を導入した高度臨床医療センターの計画も進める」という強い意志を表明した。
同社は、IR事業は、「単なるカジノ事業ではなく、カジノを含む大型総合エンターテインメントを基礎に、飲食やショッピングの高級ブランド化を進め、そのエリアや街の付加価値を引き上げ、さらに芸術、文化から高度医療サービスなど幅広いサービスを提供する周辺開発一体型の総合事業である」と述べた。
オカダ・マニラの担当者は今週Inside Asian Gamingに対して、第1フェーズの900強の客室数のうちの800室をすでにオープンし、残りは2020年第1四半期中のオープンを予定していることを明かした。