米カジノ事業者のモヒガン・ゲーミング・アンド・エンターテインメントにとって初となるアジア統合型リゾート計画は、韓国の㈱ハンファが仁川近くのインスパイア・コリアの新しい開発パートナーとなったことが明かされ、再び軌道に乗っている。
2022年6月のオープンが予定されている16億米ドル(約1739.26億円)の第1フェーズ開発は、モヒガンが当初の開発パートナーとたもとを分かったことで、これまでにスローダウンしていた。同社はまた、プロジェクトを推し進めるための資金の最後の一部を調達する中で課題に直面したが、木曜に発表された四半期決算報告の中で、インスパイア・コリアは「建設中で、2022年のオープンに向けて順調に進んでいる」と述べた。
モヒガンは、「インスパイアに関して、韓国最大のコングロマリットの1社である㈱ハンファとの提携を発表でき、大変うれしく思う。ハンファは元請けの総合建設業者となり、計画に重要な現地作業に関する専門知識や信用補完も提供してくれる」と明かした。
インスパイア・コリアへの投資には、モヒガン自らの3億米ドルの現金、「優良」韓国機関の企業連合からの9億米ドル、仁川国際空港公社による2億米ドル相当のインフラおよび改善、そしてさらに2億米ドルの融資が含まれる。
仁川空港近郊の170万㎡の土地に位置するインスパイアの第1フェーズは、150台のゲーミングテーブル、700台の電子ゲーミング機(EGM)、15,000人収容のアリーナ、プールや乗り物がある空調完備の屋内ドーム、レストラン、小売店、19,000㎡の会議スペースそして1,250室のホテル客室を有する。
モヒガンは木曜、ポートフォリオにフォールズビュー・カジノ・リゾートとカジノ・ナイアガラでのゲーミング事業を新たに加えたことで、2019年9月30日までの3カ月間の純収益が19.2%のプラス成長となったことを発表した。しかしながら、減損費用とモヒガン・サンおよびモヒガン・サン・ポコノ両方のゲーミング取扱高が減少したことで、営業利益は1,570万米ドルへと77.4%の減少、そして調整後のEBITDAは8,940万米ドルへと5.4%の減少となったことを報告した。