サウス・ショア・ホールディングスでは、マカオのThe 13ホテルの費用高騰が主な原因となり、2019年9月30日までの6カ月間に会社の株主に帰属する損失5億670万香港ドル(約70億5,592万円)を計上した。前年比で15%の損失拡大となる。
火曜遅くに発表された半期決算報告書の中で、サウス・ショアは同期間の総収益が51.5億香港ドル、前年比16%増となったことを明かし、そのうちの51.3億香港ドルは同社のエンジニアリング事業であるPYEの請負管理契約部門から生じたものとなる。
The 13からの収益はたった1,960万香港ドルで、現在はプライベートイベントと一部の客室のサービスのみを提供している。しかしながら、ホテル、飲食そして関連サービスへの販売およびサービス原価は2億3,120万香港ドルにのぼった。サウス・ショアの報告書によると、The 13は2019年9月30日時点で209人を雇用していた。
当初は超高級カジノホテルとして計画されていたThe13には、66台のゲーミングテーブル用スペースが用意されているが、最近になってゲーミングライセンス申請は現在計画していないことを明かしていた。代わりに同社は今月に入って、香港に上場する3社と、The 13を管理する子会社に保有する50%の株式を売却する取引を行なったことを発表した。
それでもなお、サウス・ショアは火曜、今後数カ月間に多くの問題を抱えるこのホテルの収益を増加させる計画があると述べた。
同社は、「The 13ホテルは、2018年8月にホテルライセンスを取得して以来、ゲーミングなしで事業及び営業モデルを再配置することに焦点を当ててきた。今、ブランド確立と市場への浸透のためにその超高級テーマをフル活用する態勢が整い、今年度には稼働率を上げることを目指し、特別なイベントを開催する」と述べた。