インペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)の崔麗杰(Cui Li Jie)会長兼執行役員が、同社に持つ4.9%の株式を売却するための合意に達した。大株主である会長が自身の株式売却を試みたのはこれが6カ月以内で2度目のこととなる。
火曜遅くに出された報告書の中で、IPIは、崔氏が100%を所有するインベンティブ・スター(Inventive Star Limited)が、進英投資有限公司という中国語の社名のみしか明かされていない会社と契約を交わし、同買い主が発行済み株式の4.9%に相当するIPI株、7億株を取得することになっている。
取引の完了によって、崔氏のIPIへの保有比率は63.47%から58.58%に低下する。
IPIの同過半数株主は今年に入って、サイパンの統合型リゾート、インペリアル・パレス・サイパンの開発資金を調達するために同社の9.79%の株式をGuan Lian Capital Holdings Groupに売却する合意に達したことを発表していた。この取引によって崔氏の保有比率は63.47%から53.68%に低下することになっていたが、IPIの直近の報告書によると、この取引は進まなかったようだ。