副CEO兼業務執行取締役
ゲンティン・バーハッド
副CEO兼業務執行取締役
ゲンティン・マレーシア
副CEO兼業務執行取締役
ゲンティン香港
パワースコア: 910
昨年の順位: ランク外
評価理由
• 父親であるリム・コック・タイ(林国泰)氏から最終的にゲンティン・グループの支配権を引き継ぐ位置にいる
• 2019年、ゲンティン企業3社で最高レベルの幹部職に昇進
祖父であるリム・ゴー・トン氏がゲンティン・グループを創業した1965年に始まった一族の伝統を引き継いで、35歳のリム・ケオン・ホイ氏は、気が付くと会社のトップの座を前提に道を進んでいる。ちょうど父親であるリム・コック・タイ氏が2003年にそうしたように。
事業継承計画は1月にギアを上げ、息子のリム氏がマレーシアに上場するゲンティン・バーハッド、ゲンティン・マレーシア・バーハッド、そしてゲンティン・プランテーション・バーハッドの副CEOに任命された。3月、リム氏はゲンティン香港、ゲンティン・グループのカジノクルーズ船事業、そしてフィリピンのIR、リゾートワ ールド・マニラの合弁事業パ―トナーで同じ役職に就いた。
それによって、リム・ケオン・ホイ氏がまだ何の支配権も持たない子会社として最後に残ったのが、リゾートワールド・セントーサの事業者であるゲンティン・シンガポールだけとなった。それでもなお、リム氏はゲンティン・バーハッドが40億米ドルのリゾートワールド・ラスベガスを開発している多忙な時期に、家族経営の中でより上の地位を任され、同時にその巨大な世界ビジネス全体の開発を監督している。
ゲンティン・マレーシアは国内外からの訪問客を増やす狙いで、マレーシアの旗艦IRであるリゾートワールド・ゲンティンで23億米ドルの資本再投資プログラムを今まさに進めており、同時に採算の取れないニューヨークのカジノ、リゾートワールド・キャットスキルズの49%の株式を家族信託を通じての取得などに関係するなど米国での複雑な取引の真っ只中でもある。
少なくともリム氏は、しばらく前から自分の将来の予定を認識しており、10年以上前に初めて加わり、2003年以降親会社の取締役会の席についている。