会長兼CEO
MGMリゾーツ・インターナショナル
会長兼業務執行取締役
MGM チャイナ ホールディングス
パワースコア: 1,493
昨年の順位: 21
評価理由
• 世界で2番目に大きいカジノ会社の会長
• MGMリゾーツを倒産させずに世界金融危機を乗り越えたことによる功績
現在、世界的なカジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナルの会長兼CEOとして11年目を迎えるジム・ムーレン氏は、会社の将来が非常に不確定な時期に、世界金融危機をうまく乗り越えたことで、同社の株主と共に長期にわたり権勢を振るってきた。同氏は現在、MGMの長い歴史の中でもう1つの重要な出来事の縁にいる。それは、日本の統合型リゾートの開発許可の獲得に挑戦することである。
日本での営業を巡る世界的な事業者が多くいる中、MGMは1月に「大阪ファ ースト」ポリシーを発表し、その計画を明確に表明。これを「MGMの経営資源を大阪に集中させ、日本のIR施設のために地域改善計画の承認を得るため」の動きと説明している。
そのような積極的な動きは当時、危険であるように見えたものの、ラスベガス・サンズとメルコリゾーツの両社が大阪での開発許可を賭けた争いから撤退し、代わりに横浜に狙いを定めたため、同社は大阪に関して政府から承認を獲得する有力候補となっている。発行されるIRの営業権はわずか3つ、アナリストは年間ゲーミング粗収益合計額を100億米ドル(約1兆893億円)以上と見積もっており、これはかなりの大手柄となる。
その間、2018年2月のMGMコタイの営業開始から丸1年が経ち、マカオのMGMにとって堅調な年となり、世界最大のカジノハブでの同社の市場シェアを大幅に向上させた。