会長兼業務執行取締役
ランディング・インターナショナル
パワースコア: 627
昨年の順位: 45
評価理由
• 韓国初の真の統合型リゾートの立役者
• ロンドンのレ・アンバサダー・クラブを購入して売却し、利鞘を得た
この一年間、ランディング・インターナショナル・デベロップメントの目立った動きが久しくないため、過去の野望とは一体何だったのかと思われるかもしれない。ただ、同社とそのカリスマ的な会長であるヤン・ジフイ氏を意欲に欠いていると非難することができないのは確実だ。
ランディング社のゲーミングの導入は、2014年に世界的なゲーミングパワーハウスのゲンティンと提携し、観光地の済州島にある260ヘクタールの敷地に韓国初の統合リゾートを開発したことから始まった。ゲンティンの撤退後、ランディング社は単独でプロジェクトを引き継ぎ、最終的には2017年に15億香港ドル(約207億円)の済州神話ワールドをオープンし、この場所に幾多のホテルやテーマパ ークを追加し続けている。
その間、同社はロンドンでハイエンドなカジノのレ・アンバサダー・クラブを購入し、わずか2年後に売却するまでに11億香港ドルの利益を上げ、マニラで15億米ドルの統合型リゾートの開発計画を明らかにした。同社は、フィリピンの規制当局PAGCORが暫定的なカジノライセンスを付与するほどの感銘を与え、土地リ ース取引のキャンセルで夢が水泡に帰す前の昨年8月に起工式を開催した。さらに、ヤン氏はカンボジアへの旅行で行方不明になったと公表されてから3カ月後に、中国当局の調査に協力していただけだと説明して再び姿を表した。
済州でのゲーミング数が大幅に減少したこともあり、その後の12カ月は同社に劇的な動きは全くと言って良いほど見られなかったが、フィリピンでの噂によると、同社のマニラのIRが再び日の目を見るようである。続報をお見逃しなく。