マニラにあるソレアリゾート&カジノでは2019年9月30日までの3カ月間に、マスマーケットの取引高が過去最高になったこととVIPのホールドが改善したことによって、ゲーミング粗収益が46%急増した。
親会社のブルームベリー・リゾーツは、同四半期のGGRが昨年同期間の117億比ペソ(約250.11億円)から171.1億比ペソに増加し、調整後EBITDAは63.6億比ペソへと前年比100%増、そして純利益は39.1億比ペソへと245%の大幅増となったことを発表し、「ゲーミング粗収益の増加と、フィリピンと韓国両方で継続して費用の管理を行なったことに後押しされた」と述べた。
ソレアはマステーブル・ドロップ(掛け金総額)とEGMのコイン投入額の両方で過去最高の四半期記録を叩き出し、マステーブル・ドロップは10%増の134.8億比ペソ、そしてマステーブル勝ち金は1.7%増の42.1億比ペソにのぼった。EGMのコイン投入額は669.1億比ペソへと23%増加、勝ち金は42.6億比ペソへと18.7%増加した。
同四半期、VIP取引高は1,986.6億比ペソへと実際には4.7%の減少となったものの、ホールド率が12カ月前のたった1.91%から4.35%へと大幅に改善したことによって、VIP勝ち金は86.5億比ペソへと117%のプラス成長となった。
ブルームベリーは、人気の観光地である済州島のソレア・コリアでは、ホールドが好ましくない結果になったことで、GGRは前年比44%減の1.09億比ペソとなったと述べた。
この好調な19年第3四半期の業績によって、2019年最初の9カ月間のVIP、マスそしてEGMのGGRはそれぞれ32%、6%そして18%のプラス成長となっている。
しかしながらブルームベリーは、「通常より高いVIPのウィン率に後押しされて最近VIP事業が好調ではあるものの、ソレアにとってはマスゲーミングが今後も短期的そして長期的に最も大きな成長を生み出してくれるセグメントであり続ける」と述べた。