日本の株式会社ユニバーサルエンターテインメントは、フィリピンの統合型リゾートであるオカダ・マニラとパチンコ・パチスロ事業の両方での収入増によって勢いを保ち、2019年9月30日までの累積9カ月間で、売上高が前年比39.5%増の934億8千万円(18億4千万米ドル)であったと報告した。
2018年に法的紛争が解決してから、ウィン・リゾーツ株式の償還についてユニバーサルが主張した1,588億円(31億3千万米ドル)の利益がないため、前年の収入1679億7千万円に対し、会社の所有者に起因すると思われている9月までの損失が57億4千万円(1億1,310万米ドル)であったが、2018年最初の9カ月間における営業損失144億8千万円に対し、営業利益が13億9千万円(2,740万米ドル)に黒字化した。
調整後のセグメントEBITDAは、938%増の210億4千万円(4億1,400万米ドル)となった。
オカダ・マニラの純売上高は、前年同期比で46.7%増の496億1千万円(9億7,720万米ドル)となり、営業損失が2018年の47億8千万円から18億4千万円(3,620万米ドル)に縮小する形で、ユニバーサルの統合型リゾート事業は引き続き成長した。調整後のEBITDAは、13億7千万円から76億9千万円(1億5,150万米ドル)に増加した。
これらの結果には、19年第3四半期のゲーミング粗収益が48.9%増の102億8千万円(2億250万米ドル)となったことも含まれ、VIPとマスの両方で目覚しい成長を遂げた。当四半期のVIPローリングチップは37.9%増の1,385億6千万円、一方のマステーブル・ドロップは14.7%増の50億8千万円となった。
ユニバーサルは、9月までのオカダ・マニラの収入増を取り上げ、19年第3四半期の間にタワーBのコーラルウィングに新しいホテルルームを開設。これは、当リゾートが大規模なグループイベントや外国のツアーグループを受け入れられるようにすることで、同社の統合型リゾートを継続的に成長させるためのものであると述べた。
「オカダ・マニラでは、アトラクションとアメニティを追加し続けることが最優先事項である」と、同社は付け加えた。
同社はまた、日本のパチンコおよびパチスロ機の純売上高が33.8%増の444億2千万円(8億7,490万米ドル)で、2018年最初の9カ月間における19億2千万円の損失に対して、営業利益が102億円であったと報告した。