香港の権力のある腐敗防止独立委員会(ICAC)は、香港ジョッキークラブ(HKJC)の6名のスタッフを含む21名が、香港で行われていた違法な賭博請負の賭博場運営に関連したとして、汚職の疑いで逮捕されたことを明らかにした。
ICACの声明によると、警察は土曜日に「アイアン・トライアングル」というコードネームが付けられた作戦を実行し、違法賭博請負組織が活動していると言われているセン湾区にある住宅を捜索した。
逮捕されたのは、HKJCのアシスタントトレーナー2名と厩舎スタッフ4名に加え、「汚職および違法な賭博請負活動」に関与した15名の計21名。 逮捕者全員は、違法な賭博請負および競走馬の管理を行いやすくするために、特別な情報を提供したとして告発されている。
「HKJCは、ICACの捜査に全面的に協力した」と、ICACはコメント。「ICACとHKJCは、いかなる汚職行為も容認しない。両組織は、関連する犯罪と闘い、香港での競馬を犯罪と無関係に保つべく、引き続き密接に連携および協力していく」。
HKJCは独自の声明で、進行中の捜査についてのコメントは差し控えるが、「当会は徹底的に誠実な姿勢を維持することが、常にその中心的価値であると強調したい」と、述べた。
「当会従業員のいかなる違法行為や活動も、一切許されるものではない。当会は、ICACの捜査に密接に協力してきており、今後も協力していく所存である」。