ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長兼CEOが水曜に行われた19年第3四半期業績発表で復帰を果たした。非ホジキンリンパ腫の治療を受けていることが初めて明かされてから約8カ月後の復帰となった。
86歳のアデルソン氏は、今年1月から過去3回の業績発表を欠席したが、会社の業績を投資家に報告する際は上機嫌の様子だった。収益は昨年同期間から3.5%の減収となっていた。
アデルソン氏は、「まずは体調がいいこと、ロブ(ゴールドスタイン)、パトリック(デュモン)そしてチームのみんなと一緒にここに来られてうれしいこと、そして今日の話し合いを楽しみにしていることをお伝えさせてください。また、ここ数カ月間に皆様からいただいた電話やEメールに本当に感動したこともお伝えさせてください。今日ここにお越しいただいている方の多くを含むたくさんの方からご連絡をいただけて本当にうれしかったです。皆様のお気遣い、そして連絡のために時間を割いてくださったことに深く感謝申し上げます。本当に元気づけられました」と述べた。
LVSは3月、アデルソン氏が制限された勤務時間で働いていることを明かし、広報担当者は当時、「アデルソン氏は、非ホジキンリンパ腫の治療のために服用している薬の特定の副作用に現在も対処している。これらの副作用によって出張に行くまたは通常の勤務時間を維持する能力が制限されている」と述べていた。
しかしながら、「当社はアデルソン氏が治療完了時には通常のスケジュールに復帰することを期待している」と付け加えていた。
Inside Asian Gamingチームは、シェルドン・アデルソン氏の仕事復帰をうれしく思う。アデルソン氏は、過去6年連続でアジアンゲーミングパワー50の1位に選ばれており、世界の、特にマカオの統合型リゾート業界で何の疑いの余地もなく変革を起こす人物であり続けている。同氏が復帰した姿を見られて本当にうれしい。