シルバー・ヘリテージ・グループのジェームス・スペンスリー会長が就任後18カ月経たずに辞表を提出した。
東南アジアでカジノを運営するシルバー・ヘリテージは木曜、スペンスリー氏と、非執行役員のマイケル・バセット氏の両方が、他の仕事に集中するために近く辞職することを発表した。同社はオーストラリア証券取引所の決まりに従うために、現在新取締役を少なくとも1人任命するよう動くことになる。
最近ドナコ・インターナショナルの株式を取得し、取締役会から創業者であるジョーイ・リム氏を追い出すことに尽力したスペンスリー氏は、2018年5月にシルバー・ヘリテージの会長に任命された。同氏は、豪ビジネスコミュニティのパワープレイヤーとして最もよく知られており、オーストラリアで4番目に大きな通信会社、ボカス・コミュニケーションズを2007年に操業し、100万豪ドルの初期投資を、年間収益18億豪ドル(約1,319億円)を生み出す50億豪ドルビジネスに変えた。
同氏はまた、オンラインジョブシェアリングプラットフォーム、エアタスカ―(Airtasker)の現会長で、豪資本投資ファンドのMHORアセット・マネジメントの共同創業者であり、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを2度も受賞している。
シルバー・ヘリテージは現在、ネパールとインドの国境近くにあるタイガー パレス リゾート バイラワを含むネパール資産の買い手探しを続けており、そのような状況の中での今回の辞職となる。シルバー・ヘリテージはカトマンズにあるミリオネアズクラブ&カジノも運営している。