マカオのVIPバカラへの依存は正式に過去のものとなった。ゲーミング監察協調局(DICJ)が水曜に発表した四半期ゲーミング粗収益(GGR)の数値が、マスマーケットバカラの収益がVIPに追いついたことを示している。
2019年9月30日までの3か月間のマスバカラからのGGRは、前年比20.5%増の305.8億パタカ(約4,113億円)にのぼり、この期間のマカオの合計GGRの43.1%を占めていた。昨年同四半期のその割合はたった34.3%で、19年第2四半期は40.2%だった。
一方で、VIPバカラの収益は22.4%減少し、310.9億パタカでマスのGGRとほぼ同水準となった。マカオ全体のGGRの43.8%という割合もまた、18年第3四半期の54.1%、そして今年の第2四半期の47.1%から顕著な減少となった。
マカオの事業者たちは19年第3四半期に合計710億パタカの四半期GGRを報告しており、前年比では4.2%、前四半期比では3.5%の減少となった。
IAGが以前伝えた通り、マカオのゲーミング粗収益は9月に3か月連続減少の流れを断ち切り、0.6%増の220.8億パタカに微増した。しかしながらアナリストは、10月は前年比で3%から6%の間の減少になると予想している。