長崎県佐世保市で開かれていた九州市長会において、佐世保市の朝長則男市長がIR誘致によって九州各地各地にもたらす経済効果を報告。他県の市長から「実現に向け、九州が一体となって支援すべき」と期待する声が相次いだ。地元メディアが伝えている。
九州・沖縄各市の市長でつくる九州市長会が佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」に隣接するホテルで開かれ、最終日の11日に佐世保市の朝長市長は映像などを使い、県とともに「ハウステンボス」に誘致を進めているIR施設について紹介した。
そのなかで、同市長は九州・長崎は東アジアに近く、外国人旅行客のいわゆるインバウンド需要が期待できるため、九州各地に広く経済効果をもたらすことを強調。IRを訪れた旅行客が九州各地への周遊観光を行えるようアクセス網の整備する必要性を話した。
意見交換会では参加市長から「IR誘致に勝算はあるのか」「IRはカジノのイメージがあるので正しい内容を周知できれば応援しやすくなる」などの意見や質問が出された。
朝長市長は「他の地域と比べても準備が先行している。今後もぜひ協力をお願いしたい」と話した。