マカオ政府金融情報弁公室(Macau Financial Intelligence Office)が発表した統計によると、2019年の最初の9カ月間にマカオのカジノ事業者が提出した疑わしい取引の報告(STR)数が18.1%減少した。
1月から9月までのゲーミングからのSTRは、昨年同期間の1,687件から減少の1,382件だった。
全セクターからの合計STR数は3,079件から2,089件へと32.2%減少し、金融機関や保険会社からの報告数は912件から640件に減少した。その他機関からのSTRは2018年最初の9か月間の480件に対してたった67件にとどまった。
全セグメントで報告数が減少した一方で、ゲーミング業界からのSTRが占めた割合は、昨年同期間の54.8%と比べて66.2%に増加し、報告数の大部分を占める結果となった。