マカオ政府観光局が発表した統計によると、中国のゴールデンウィーク(国慶節)の最初の5日間にマカオを訪れた人の数が13.3%増加した。
今回の増加は週末が近づくにつれて数を増やし続け、土曜に前年比で21.9%増となる163,370人という最多人数を記録した。また、これによって訪問客数は、2018年10月のゴールデンウィーク中にマカオの国境を渡った89,000人を優に上回るための軌道にも乗っている。
最初の5日間に最も人気のあった入国地点はボーダーゲートであることが判明し、481,879人がゲート経由でマカオ入りした。他に91,749人がコタイ・チェックポイント経由、70,047人が港珠澳大橋経由、そして50,044人が空路でマカオを訪れた。
中国大陸からの訪問客が656,687人と大多数を占めており、これは2018年から11.6%の増加を示している。しかしながらアナリストは、訪問客数の増加がゲーミング粗収益の増加につながる可能性は低いと警鐘を鳴らした。
バーンスタインのヴィタリー・ウマンスキー氏、ユーニス・リー氏そしてケルシー・ヂゥー氏は、「ホテル予約が堅調である一方で、今年は客の質が低くなる(例えば、一人当たりの消費額減少など)と予想している。連休期間中のルームコンプ(宿泊費無料特典)の利用は多いが、2018年よりも平均して消費額の低い顧客に行く可能性が高い。その結果、ゴールデンウィーク期間中および10月全体での富裕層のプレイは、活気のないままである可能性が高い」と述べた。