リッチゴールドマン・ホールディングスでは、ベネチアン・マカオ(VML)とのジャンケットプロモーション契約の終了によってゲーミングおよびエンターテイメント事業からの収益が減少したにも関わらず、19年度、株主に帰属する利益は9.2%の増加を記録した。
2019年6月30日までの12か月間のゲーミング粗収益は9,130万香港ドル(約12億5,274万円)から7,410万香港ドルに減少し、その売上の全てが唯一残ったVIPクラブ、グランド・リスボアのネプチューンGD VIPクラブからのものだった。リッチゴールドマンは、同VIPクラブの8台のテーブルで利益を得ている。18年度と比較して、ネプチューンGD VIPクラブでの収益は9%減少した。
リッチゴールドマンは以前、サンズ・チャイナのゲーミングコンセッションを保有する子会社、VMLとの2つの契約を含むマカオで3つのプロモーション契約を結んでいたが、2017年5月にVMLからそのうちの1つの解約、そして2017年8月に2つ目の解約を通知された。リッチゴールドマンの業績報告の中で、一年を通じてそれらどちらのジャンケット営業も確認されなったのは19年度が初めてだった。
それにも関わらず、貸金業とホテル運営への事業拡大が売り上げ回復の助けとなり、同社は貸金業の収益が2,060万香港ドルへと31.2%増加し、ホテル収益は2,480万香港ドルへと5.5%増加したことを報告した。
同社は19年度決算発表の中で、「当グループは2年連続でこれら新セグメントで着実に好調な業績を達成したことによって利益を得ている」と述べた。