モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、JCホスピタリティとの間で、来年オープンするヴァージンホテルラスベガスのゲーミングスペース運営のための複数年契約を交わしたことで、ラスベガス・ストリップ初の部族カジノ事業者となる。
3月に億万長者のリチャード・ブランソン氏がハードロックホテル&カジノを購入したことで、現在のホテルは1,500の客室を持つ新ホテルにリブランドされることになる。
契約の下で、モヒガンは再開発が完了した時点で約5,500㎡のゲーミングフロアを運営することになり、現在ネバダ州ゲーミング委員会からの承認を待っている。
モヒガンはコネチカットで旗艦施設のモヒガン・サンを運営し、加えてモヒガン・サン・ポコノやアトランティックシティのリゾーツカジノホテル、そしてワシントン州のイラニリゾートなどを運営している。同社はまた、韓国で同社初となるアジアの統合型リゾート、インスパイアを開発中で、アジア2つ目となる施設の開発にむけて、日本の北海道での入札準備を積極的に行っている。
モヒガンのマリオ・コントメルコスCEOは、「MGEブランドをヴァージンホテルラスベガスと合わせることは、当社の拡大するリーチを、もう一つの有名な世界的エンターテイメント中心地へとさらに延ばしてくれる。ヴァージンホテルと協力することで、世界中の新しい経験を求める人たちは、我々の戦略的同盟だけが届けることのできる他にはないカスタマージャーニーに参加する機会を得ることができる」と述べた。
ハードロックホテル&カジノを所有するJCホスピタリティのリチャード・ボスワース社長兼CEOは、「モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントはモヒガン族の流れをくむ企業として、現代の価値観と協調しながら、伝統的な原則を誇りにしている。ヴァージンホテルラスベガスが、彼らにとってのラスベガス市場への初進出の機会となることを大変うれしく思う」と付け加えた。
施設の8か月におよぶ改装は2020年2月初めに開始され、同年の年末までの再オープンが予定されている。