NASDAQに上場しているメルコ・インターナショナル・デベロップメントは、代表取締役社長のエヴァン・ウィンクラー氏が同社のカジノ会社、メルコリゾーツ&エンターテインメントの社長に就任したことを受け、同氏に合計2億6900万香港ドル(約36.8億円)の株式選択権を付与した。
先週金曜に発表されたこの選択権は、ウィンクラ―氏に同社の株式合計1420万株を一株当たり18.96香港ドルで予約し、2020年6月、2021年6月そして2022年6月に3等分して取得する権利を与えるものである。
「就任時特別株式付与」と説明したメルコは、この株氏付与が、年間変動賞与や2019年10月1日から2022年6月30日までのあらゆる年間の自由裁量の株式付与に対する権利を含む、ウィンクラ―氏への現金報酬と置き換えたものであると述べた。
「当社によるウィンクラー氏への報酬パッケージを同氏の同意を得た上でこのように再定式化することは、彼の入社以来、当グループのビジネスに貴重な貢献をしてきたことを認めるものであり、取締役会の意見では、同氏にインセンティブを与えて大幅な株価上昇を期待するという当社の目的とより的確に一致している」とメルコは述べている。
先週、ウィンクラー氏がメルコリゾーツの社長に任命され、上級管理職の抜本的改革の一環として、同社の日常業務を世界規模で担当することが明らかになった。