香港ジョッキークラブ(HKJC)は、今週ベッティング・エクスチェンジのBetfairが香港のレ―スへの賭けを開始した後で、オーストラリア政府、現地の競馬当局、そしてカジノ事業者のクラウン・リゾーツに対して書面を送付した。
この動きは、クラウン・リゾーツが所有するBetfair Pty Limitedの8月21日の発表を受けたもので、Betfairは香港の競馬開催への様々な賭けオプションの提供を開始する予定であると述べていた。その1つ目が先週日曜の9月1日に行われた沙田競馬場でのレースだった。
水曜の声明の中でHKJCは、香港のレースへの賭けの提供というBetfairの決定は、「クラブへの事前の相談もなく、クラブの許可およびライセンスもない状態」で行われたと述べた。
そして「クラブはこの問題を深刻に受け止めており、これは深刻な信頼性の問題であり、同様に知的財産権の深刻な侵害を意味しています。加えて、馬たちが負けるのを人々が応援する機会を作り出すことは、我々全員の信条に反します」と付け加えた。
他の豪事業者との間で、競馬開催への特定の種類の賭けを提供する契約を結んでいるHKJCは、オーストラリア政府、Betfairにライセンスを付与するノーザンテリトリー・レーシング委員会(Northern Territory Racing Commission)等の関連の競馬当局、オーストラリア通信メディア庁(Australian Communications and Media Authority)およびレーシング・オーストラリアに書面を送付し、懸念を表明したと述べた。
また、同クラブはBetfairとクラウン・リゾーツに送付した停止通告書も公開し、その中でクラウンとアジア犯罪組織との繋がり疑惑を伝えるオーストラリアのメディア報道にも言及していた。
HKJCは、「厳しく規制されたカジノ業界内での貴社の持株会社へのそのような調査は、明らかにクラウン・リゾーツグループ全体で実践されるコーポレート・ガバナンスの施策についての懸念を引き起こすものです。香港のレースへの営業を行うためのクラブからの権限を確保することなく、これを開始するというBetfairのアプローチはそれらの懸念を和らげることには一切役立っていません」と述べた。
HKJCは、信頼性と知的財産権に関わる問題に対しては「ゼロトレランス(不寛容)」の姿勢を取っていると付け加えた。
木曜早朝にIAGが受け取った未確認情報によると、Betfai
IAGは、9月1日日曜のBetfairでの取引高は各レース平