ゲンティン・マレーシアが2019年6月30日までの3か月間の業績を報告し、収益、EBITDA、利益の全てがマレーシアにある統合型リゾート、リゾーツ ワールド ゲンティン(RWG)からの貢献によってプラス成長となった。
同期間のグループ収益と純利益両方が7%増のそれぞれ26億リンギット(約655億円)と4億310万リンギット(約108億円)となり、調整後EBITDAは、同社のイギリスおよびエジプト施設の調整後EBITDAが53%増の4,510万リンギットとなったことで、全体では微増の7億1,150万リンギットとなった。
クアラルンプール郊外に建つグループの旗艦施設、RWGでは、19年第2四半期の収益が10%増の17.6億リンギット(約443億円)となったものの、調整後EBITDAは横ばいの5.4億リンギット(約136億円)だった。
ゲンティン・マレーシアは、同四半期に費用合理化の取り組みとして顧客に提供するインセンティブを削減したことでゲーミング売上が全体的に減少したが、今回の結果は中間層からプレミアム層のプレイヤーのホールドが上昇したことに後押しされたと述べた。グループはまた、21世紀フォックスとウォルト・ディズニー・カンパニーとの訴訟の和解を受けて、RWGの屋外テーマパークに関連する契約解除関連費用の引当金6,020万リンギットを取り崩した。
ゲンティン・マレーシアのイギリスおよびエジプト事業では、主にグループのインタラクティブ事業からの貢献額が減少したことによって収益が4%減の4億2,010万リンギットとなった一方で、アメリカおよびバハマでは10%増の3億7,810万リンギットという好調な結果となった。この改善は、為替差益とリゾートワールド・カジノ・ニューヨークシティでの取引量増加の両方に後押しされた。
今後について同社は現在訴訟の解決を受けて屋外テーマパークの開発に取り組んでいると述べ、開業日は今後数か月間で決定するとした。