シルバー・ヘリテージ・グループが持つネパールの資産の売却が宙に浮いたままになっている。購入が見込まれていた買い手が、以前に合意していた8月15日の期限までに預託口座に手付金300万米ドル(約3億1,733万円)を支払わなかった。
火曜に最新情報を提供したシルバー・ヘリテージは、まだ300万円の手付金を受け取っていないことを明かしたが、未払いは同社または買い手であるインドラ・バハドル・タパ氏のどちらにもコントロールできない理由によるものだったと述べた。結果として、期限は9月10日まで延長されている。
売却が進めば、タパ氏は、同社のネパールの資産を保有するシルバー・ヘリテージの現地子会社の所有権を2,000万米ドルで得ることで、ネパール事業を3,390万米ドルの企業価値で取得するというものだ。この取引では、2,000万米ドルが現金で支払われ、タパ氏はネパールの銀行のコンソーシアムから1,390万米ドルの融資を受けることになる。
シルバー・ヘリテージは火曜、ルパンデヒ地方裁判所から、タイガー・パレス・リゾートの土地に関連して2社の子会社に対して、新たに暫定的な一方的差止命令が出されていることも明かした。これは、タイガー・パレス・リゾートが公共水路に属する4つの土地区画と政府の別の土地を侵害していると主張する同じ問題をめぐって今月出された前回の差止命令に続くものとなる。
シルバー・ヘリテージは、現在さらなる法的アドバイスを求めているが、以前にその土地区画は「現在も過去においても違法に会社(またはその子会社)の名前で登録されたことはなく、むしろタイガー・パレス・リゾート・バイラワの境界線内にある未使用の政府の土地として登録されており、従って差止命令はその子会社を通して会社が合法的に所有する土地区画の売却またはその土地の上での建設を一切制限するものではない」と述べていた。