リゾートワールド・マニラを運営するトラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループが、フィリピン証券取引所から上場を廃止し、非公開化することを目指す中で、近い将来行う公開買付けの価格を普通株1株当たり5.50比ペソ(約11.11円)に設定した。
ゲンティン香港とアライアンス・グローバル・グループの合弁会社であるトラベラーズは、今週非公開化計画を発表し、この動きによって「競争のための事業戦略に支障をきたすことなく、進化する市場の需要、そして急速に変化する顧客ニーズにタイムリーに対処することができるようになる」と説明した。
木曜、買付価格を明かしたトラベラーズはまた、上場廃止を進めるためには最低でも46.1億比ペソ(約92.7億円)に相当する普通株838,212,542株を有効に買い付けなければならないことを明らかにし、これはトラベラーズの上場・発行済み株式合計数の最低95%が非公開株主によって保有されることになることを意味している。トラベラーズは以前、買い付けの必要があるのは17,331,462株のみで、非公開保有は90%だと述べていた。