東南アジアのカジノ投資会社、ドナコ・インターナショナルが、新しい社外取締役にヤン・ホー・レオ・チャン(Yan Ho Leo Chan )氏とカーケイ・ウォン(Kurkye Wong)氏を追加したことを発表した。
この2名は、機関投資家で子会社にオンヌットロードを持つアーガイル・ストリート・マネジメント(ASM)からの代表者となる。アーガイルは7月にドナコの19.25%の株式を取得した。
ASMとドナコは、最近開催された臨時株主総会で、創業者のジョーイおよびベン・リム氏の解任に株主が賛成票を投じたことを受けて、ドナコ取締役会の改革に関する協議に入っていた。注目すべきは、ASMが持つ19.25%の株式が今年に入ってアジアの投資会社であるオーチャード・キャピタル・パートナーズがジョーイ・リム氏から手に入れた27.25%の大部分を占めている点だ。ジョーイ氏は昨年11月に債務不履行に陥っていた。
ドナコの今週の発表によると、この2名の新取締役はASMの取締役にも就いており、常務取締役のチャン氏はアジア全土で投資の実施・管理において13年以上の経験を持つ。
以前香港のKPMGとFTIコンサルティングで働いた経験を持つウォン氏は、ASMの副社長を務めており、クイーンズランド工科大学で経営学士、香港中文大学で法務博士、そしてスタンフォード大学で金融工学修士を取得している。
ドナコは、近い将来独立した社外取締役を追加することで取締役会刷新プロセスを完了させる予定だと述べた。同社はすでにゲーミング業界で豊富な経験を持つコンサルタントのデイビッド・グリーン氏を4月に取締役に加えていた。