ゲンティン・マレーシアは、リム・コック・タイ会長の家族信託であるKien Huat Realty III Ltdとの間で、同社が100%所有する子会社のゲンティン(USA)がエンパイア・リゾーツの35%の株式に相当する1,320万株を取得するための法的拘束力のあるタームシートを交わした。
この取引は一連の複雑な手続きの一環で、火曜にはエンパイアも、すでにエンパイアの86%を保有するKien Huatから残り全ての株式を取得するという一方的な提案を受け取っていた。エンパイア・リゾーツはニューヨークにあるリゾーツ ワールド キャットスキルズに加えて、ニューヨーク市から約145km北西に位置するハーネスホースレーシング(繋駕速歩競走)施設、モンティセロ・レースウェイを所有・運営する。
承認されれば、ゲンティン(USA)は、先ずKien Huatから1株当たり9.74ドル(約1,036.32円)に相当する1億2,860万ドルで1,320万株を取得することになり、その後2社は合併によって合同でエンパイアの残り全ての株式を取得することになる。合併の日から先、ゲンティン(USA)とKien Huatは、新しい合弁会社に2社が持つエンパイアの全株式、そして未払い額全額を支払うのに十分な資金を提供する。
合併後の新会社は、Kien Huatが51%、ゲンティン(USA)が49%を所有することになる。
この動きの背景にある理由を説明する中で、ゲンティン・マレーシアは火曜、リゾート・ワールド・カジノ・ニューヨークシティとのクロスマーケティングを通じてこの地域でのリゾートワールドブランドはより有利なポジションを取ることができ、それらマーケティング努力によって他の州からの顧客をさらに惹き付け、一定の距離を置いた運営サービスをエンパイアに提供することによる収益と費用の相乗効果を通じて大きな成長を達成し、そしてゲンティン・マレーシアのレジャー及びホスピタリティ業界での経験を活かしてエンパイアの成長を加速させることができるだろうと述べた。