シーザーズ・エンターテインメントは、仁川に計画中のシーザーズ・コリア統合型リゾート開発を進めるための最終的な資金の確保を目指す中で、同リゾートに直接投資する用意のある追加額の上限を6,000万米ドル(約63億8,392万円)に設定したと話す。
火曜に行われた2019年第2四半期決算報告の中で韓国に関する最新情報について短く語ったエリック・ヘシオンCFOは、シーザーズが7億ドルのこのプロジェクトにすでに8,000万ドルを提供したと話した。しかし、「このプロジェクトへの今後の貢献額上限は6,000万ドル、そしてそれがプロジェクト全体の中で我々が考えているバランスシートからのキャッシュアウトの額になるだろう」と付け加えた。
IAGは、シーザーズが必要となる資金の最終部分を調達するために韓国および海外の貸し手と協議を行なってきていることについては認識している一方で、計画が前に進むという確実な保証はまだなく、ヘシオン氏は今年、「契約を交わす必要がある、そして予算通りに進める必要がある。常にこの種のプロジェクトにはリスクが伴う」と発言していた。
もしそうしたとしても、シーザーズが本拠地でのより切迫した問題に対処している間、特にエルドラド・リゾーツとの176億ドルの合併が迫っている中、仁川の開発には少なくとも遅れがでる可能性は高い。
トニー・ロディオCEOは火曜、シーザーズ・コリアの進捗に関する質問への答えで、「確かに、(合併が発表されてから)最初の1か月半は合併、そして次にここ米国の施設や事業に焦点を当ててきた。そして今後1,2か月間、我々の意識の焦点はそこに当てられることになるだろう」と述べた。