強固な合意形成がなされ、オール九州で取り組んでいる長崎IRが次の段階に入った。佐世保商工会議所にある長崎マリン IR推進協議会は1日、長崎県での統合型リゾート誘致に向けて新たな取組みを9月に行う方針を表明した。
これらの取組みは、6月に開催し大盛況だった「九州・長崎IRビジネス構築セミナー」を受けて次のステップとして発展的に行われ、地域企業やIR 開発事業者向けに検討されている。
まず第一の取組みとしてIRセミナー開催。シンガポールなど他国でのIR入札事例を参考にIR開発事業者と地域企業の関わり方や事業計画策定にあたり求められる地域振興策をテーマにする予定。
参加予定数は50~100名ほどを想定し、佐世保市や長崎県全体のビジネスリーダーを対象とする。登壇者には国内外から専門家などを招く予定。登壇者等については後日発表予定。参加者にはIR開発事業者との関係構築方法や最終的にどのように事業取引・連携し、ビジネスチャンスに繋げていくかについて考えていただく機会として提供する。
第二の取組みとしてIR開発事業者向けに佐世保商工会議所・長崎マリン IR推進協議会とデジタルサミット(デジタル会議)を開催し意見交換を行う。佐世保商工会議所としては6月のセミナーで発表された「IR事業者へのご提案」を基にIRと地元経済界の関わり・連携についてさらに詳細に話を進めていく予定だ。
内容としては地元調達、雇用、地域企業の事業参画、地域振興などについて将来戦略/RFPに向けて計画面で一体し、連携することを望む事業者との意見交換を行う。
他に佐世保商工会議所(長崎マリンIR推進協議会)に所属する企業からIR開発事業者への提案の機会を設ける予定。