メルコリゾーツ&エンターテインメントが、親会社であるメルコ・インターナショナル・ディベロップメントからのICRキプロスの75%の株式取得を完了した。ICRキプロスは建設中の統合型リゾート、シティ オブ ドリームス メディテラニアンの運営会社。
メルコ・インターナショナルは水曜遅くに、同日中に取引が完了したことを発表し、メルコリゾーツが発行式株式の4.0%、金額にして3.75億米ドル(約407億円)に相当する普通株5,550万株と引き換えに、キプロス開発の支配権を握ることとなった。
その結果、メルコ・インターナショナルの現在のメルコリゾーツへの保有比率は55.80%になっている。
メルコリゾーツは以前、取引には「特定の商業上および財務上の取り決め」が含まれると発表しており、その中には年間200万ユーロの固定額でメルコがICRグループに会社レベルの経営サービスを提供すること、そしてゲーミングライセンスを保有するICRキプロス子会社の優先株の割り当てを受け取る権利が含まれている。
地元企業のCyprus Phassouri Ltd (CPZ)が25%を保有するICRキプロスは、すでに一時的なキプロスのカジノ施設、そしてニコシア、ラルナカ、アヤナパに3つのサテライトカジノをオープンさせており、今年中にパフォスでもサテライトカジノのオープンを予定している。
5億ユーロをかけたシティ オブ ドリームス メディテラニアンは2021年末までの開業が予定されている。