ゲンティン・マレーシアが、マレーシアの統合型リゾート、リゾーツ ワールド ゲンティンでのフォックステーマパークの開発をめぐる問題で、21世紀フォックスとウォルト・ディズニー・カンパニーと和解に達した。
今回の和解の前の昨年11月、ゲンティン・マレーシアは、この米有名企業2社がテーマパーク建設の契約を守っていないと主張して10億米ドル(約1,086億円)の訴訟を提起した。フォックスはそれに続いて反訴し、ゲンティン・マレーシアによる契約違反と善意及び公正な取引の黙示約款違反を主張した。
今週の発表の中でゲンティン・マレーシアは、21世紀フォックスとウォルト・ディズニー・カンパニー両社との間で和解契約を交わし、争いは完全に解決され、当事者間の全ての告訴と反訴を取り下げることに同意したと述べた。
同社は、和解条件の一環として、両当事者が修正基本合意書を交わし、ゲンティン・マレーシアにフォックスの特定の知的財産を使用する権利が与えられたことを付け加え、
「ゲンティン・マレーシアは現在フォックスおよびフォックス以外の知的財産を使用した屋外テーマパークを完成させるために開発・建設計画を更新している。また、屋外テーマパークは改称されることになる」と説明した。
ゲンティンは昨年11月、訴訟によって計画が保留にされる前にすでにテーマパークに7.5億米ドルの投資を行なったことを明らかにしていた。