メルコリゾーツ&エンターテインメントは、スタジオシティのフェーズ2拡張の予算が14億米ドルになることを明かし、開発は手元資金と追加の借り入れによって行われる。
メルコのローレンス・ホー会長兼CEOは、旗艦施設であるマカオのIR、シティー オブ ドリームスの好調な業績の後で行われた第2四半期業績報告の中で最新情報を提供し、今後は、2つのホテルタワーに加えてシネプレックス、屋内ウォーターパークそしてゲーミングスペースの追加が行われる待望のスタジオシティの拡張に同社の焦点が移ることになると述べた。
ホー会長は、「スタジオシティの拡張には13.5億から14億米ドルの予算を立てている」と話し、メルコは建設資金のための株式追加発行は計画していないと付け加えた。「スタジオシティの収益性予想に基づいて、多額の手元資金、営業活動によるキャッシュフロー、そして追加の借り入れを考慮すれば、それでフェーズ2の資金計画が完成する。
事情が変わることがあれば、別の資金調達の方法も用意しているが、今のところ、我々の計画は手元資金、営業キャッシュフロー、そして追加の借り入れで決まっている。」と説明した。
ホー会長は、政府が出している完成期限まで2年しかないことを考えると、フェーズ2建設開始の直近目標を9月に設定していることにも言及した。メルコは昨年、当初の完成期限である2018年7月24日から2021年7月24日への期限延長が与えられたが、なおもスケジュールは厳しい。
ホー会長は、「すでに仕事を進めてきている。前進した作業もあり、多くの整地、現場準備作業は完了している。9月中旬までにタイル張りの作業を開始したいと考えている。ついに色々と動き始めている。」と語った。