マカオのゲーミング監察協調局(DICJ)は、先週7つのカジノにあるVIPルームに25の調査を実施したことを明かし、今後も特別行政区内のジャンケット事業者への監視を強化していくと話している。
中国メディアが2週間前、マカオトップのジャンケット事業者、サンシティ・グループがマカオにある同社のジャンケットルームで賭けを行なったプレイヤーをオンラインゲーミングやプロキシー・ベッティングサービスにサインアップさせていたと報道したことを受けて今回の調査が行われた。サンシティはその疑惑を真っ向から否定している。
月曜に行われた経過報告の中で、DICJはマカオ全土にある様々なVIPクラブで多数の抜き打ち調査を実施したことを認め、「今後も同様の調査を続けていき、ゲーミング業界が確実に法に準拠して業務を行い健全に発展していくようにする」と述べた。
DICJはまた、「現地法およびマカオ外の規制への違反を含めた」ゲーミング法への違反が判明したジャンケット事業者は、そのライセンスに影響が出ることになるとの再通知も行なった。
DICJの発表によると、先週末に行政・国民サービス局、そして司法警察との会議を行い、違法オンライン賭博行為や賭博犯罪の傾向の最新の展開に関する情報交換を行なったという。
9日前に特別開催された記者会見で、サンシティ・グループのアルヴィン・チャウCEOは、同社が世界で行う全業務にマカオの法律を適用すると明かした。
チャウ氏はその際、「他の国や地域で合法的に許可されている事業であっても、マカオの法律で許可されていない場合は行わず、マカオの法律に厳密に準拠する」と述べた。