マカオのゲーミング規制当局であるゲーミング監察協調局(DICJ)が水曜、行政区内のコンセッション保有6社の代表者と会い、ジャンケットパートナーの活動を厳重に監視することはコンセッション保有側の義務であることを再度確認した。
今週国営通信社の新華社系メディアが、マカオトップのVIP事業者、サンシティ・グループがそのジャンケットルームで賭けを行うプレイヤーにオンラインおよびプロキシ―・ベッティングを提供したと伝えた報道を受けて、今回の会合が行われた。サンシティはそれらの疑惑を真っ向から否定している。
木曜の文書の中でDICJは、マカオのコンセッション保有者に対してジャンケット事業者のカジノでのサービス提供を厳重に監視するよう促し、同時にオンラインおよびフォン・ベッティングが現在も違法であることを再度伝えたと述べた。また、オンラインまたはフォン・ベッティングを見つけた場合には、即座にDICJに通知する義務があることを付け加えた。
DICJはそのような出来事は、「マカオのジャンケット事業者の適正にマイナスの影響を及ぼす」ものであり、ジャンケット営業免許がはく奪される可能性もあると述べた。
Inside Asian Gamingはこの件に関してコンセッション保有6社にコメントを求め、MGMは「いかなる違法オンライン賭博行為を強く非難し、それら行為がマカオ特別行政区にある当社施設内で、または施設から行われることを一切受容しない」と回答した。
IAGが以前伝えた通り、サンシティ・グループは同社に対する疑惑を否定し、同社が法的措置を取る権利を留保しているという文書を発表している。
サンシティは現在マカオで17、そしてフィリピン、ベトナム、カンボジア、韓国、オーストラリアなど海外で14のVIPクラブを運営しており、それに加えてマカオとマニラで2つのポーカーキングクラブを運営する。