東南アジアでカジノを運営するシルバー・ヘリテージ・グループは、ネパールの裁判所がタイガー・パレス・リゾートの売却または開発を阻止する一時命令を発したとする報道に関連する正式な書類をまだ一切受け取っていないと話す。
カトマンズ・ポストによると、ルパンデヒ地方裁判所は金曜、水利グループ会長からの令状に応える形で、シルバー・ヘリテージの現地子会社であるタイガー・ワンとシルバー・ヘリテージ・インベストメントに対して同命令を発したという。令状では、ネパールとインドの国境から約8キロに位置するバイラワのタイガー・パレス・リゾートが公共水路に属する4つの土地区画と政府所有の別の区画を侵害していると主張されている。
Inside Asian Gamingからの質問に対してシルバー・ヘリテージは、正式な裁判所命令への認識を否定した。
同社は、「当社またはその子会社は当該訴訟手続きに関連する一切の裁判書類または証拠を正式に受け取っていない。しかしながら、当社はネパール政府が所有し、ネパールの水路および灌漑関連法の下で同委員会が運営するタイガー・パレス・リゾート内および周辺の小さな土地区画の上で建設が行われていると現地の水消費者委員会が主張していることは認識している。当社はこれらの訴訟に抗弁する構えであり、市場には継続開示義務に従っていかなる開発についても知らせていく」と述べた。
シルバー・ヘリテージは、2月末に他の主要資産であるベトナムのフェニックス・インターナショナルの売却を余儀なくされた後に、タイガー・パレス・リゾートの買収に関心がある潜在的な売却先を探すようユニオン・ゲーミングに依頼していた。令状がそのたった数週間後に出されたことは注目すべき点である。