韓国政府が運営する外国人専用カジノ事業者、グランド・コリア・レジャー(GKL)は、2019年のスロースタートの影響を受けて、同年前期のカジノ売上が5.3%減の2,260億ウォン(約208億円)に落ち込んだことを報告した。
この結果の背景には、テーブルゲーム売上が1,962億ウォン(約180億円)へと6.5%減少したことがあり、EGM売上で298億ウォンの3.3%の微増となったことで相殺できる減少幅ではなかった。注目すべきは、この6か月間のテーブル・ドロップ(掛け金)が実際は28.9%増加し2.2兆ウォン(約2,000億円)に達したにも関わらず、売上で同様の押し上げが見られなかったことだ。
Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、GLKは19年第1四半期にもテーブル・ドロップの大幅増を計上していたが、同社がVIPとプレミアムマスのプロモーション戦略を過剰に推し進めたことで収益は10%の減少となった。アナリストはこの戦略がドロップを増加させはしたが、同時にホールドと利益率にマイナスの影響を与えたと述べた。
6月、GLKではカジノ売上が6.6%増の390億ウォンとなり、テーブルゲーム売上は5.0%増の337億ウォン、そしてEGM売上は17.5%増の53億ウォンとなった。
韓国観光公社の子会社であるGLKは、セブンラックブランドの下でソウルで2つ、そして釜山で1つのカジノを運営している。