大阪市議会の5月定例会は12日、一般質問を行い、その中で、大阪・関西万博の会場となる夢洲までの地下鉄延伸費用202億円を、IR事業者が負担するという前提条件を改めて確認。松井市長は「開業時期にかかわらず、条件に変わりはない」との認識を示したと13日、大阪日日新聞が報じた。
延伸となるのは、大阪メトロ中央線で建設が決まっている、コスモスクエア~夢洲間の3km。海底トンネル「夢咲トンネル」を挟む。既に夢咲トンネルは完成済みで、開業予定は2024年度。
建設費用は「夢咲トンネル」などに444億円が執行済みで、残りの事業費が540億円。このうち国費で64億円をまかない、大阪市が一般会計64億円、埋立事業会計202億円で負担する。この202億円について、開発者負担金としてIR事業者が負担する。