メルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)が、累積赤字を解消するために株主資本再構築の申請を証券取引所に提出した。
シティー オブ ドリームス マニラを運営するメルコは、同社の普通株式数を59億株から11,800株にまで減らし、各株の価値を1ペソ(約2.08円)から500,000ペソへと引き上げる計画をしており、今回の申請はそれに関係している。
金曜フィリピン証券取引所に提出した報告書の中で、メルコリゾーツ&エンターテインメントは、同社および、MPHILホールディングスNo.1コーポレーション、MPHILホールディングスNo.2コーポレーションそしてメルコリゾーツ レジャー(PHP)コーポレーションの3つの子会社が今日それぞれ株主資本再構築のための申請を行った。同社は、承認されれば、払込資本を累積債務に適用し、その結果、個々の株主の資本への変更なしで、各社の累積赤字額をゼロにすることができると付け加えた。
メルコの申請は、昨年の公開株式買付の後に続くもので、メルコ・インターナショナル・ディベロップメントの子会社であるMCO(フィリピン)インベストメンツが、メルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)への保有比率を72.54%から96.1%へと増加させていた。
株式数を削減し、より大きなくくりへとまとめることで、MCOはその結果発生する端株を現在の1株当たり7.25ペソの株価で買い戻し、全体の保有比率を引き上げることも目指している。