岡田和生氏の盟友、臼井孝裕氏がアルゼゲーミングの会長兼CEOを辞任
アルゼゲーミングテクノロジーズの会長兼最高経営責任者(CEO)である臼井孝裕氏が、一身上の都合により2019年6月30日付で取締役を辞任することを発表した。
14年間をアルゼゲーミングで過ごした同氏の辞任は、アルゼが、ゲーミング業界をリードするイノベーターとしての同社の立ち位置を維持・前進させる中で臼井氏が重要な役割を果たしたと同氏を称えたことが伝えられている。
取締役会のリッチ・ペニントン副会長は、「アルゼの取締役員一同は、アルゼでの臼井氏の素晴らしい努力と功績に感謝しており、今後一層のご活躍をお祈りしております。臼井氏は我々にとって素晴らしい友人であり、取締役員一人一人、そして当社の多くの社員が今後も同氏と個人的な関係を続けていくことを楽しみにしております。」と述べた。
アルゼはまた、製品開発部門現バイスプレジデントの藤澤真澄氏が会長兼最高技術責任者の職に就くことも発表しており、グループの最高財務責任者/最高戦略責任者の木下雄吾氏がCEOに就任する。
岡田氏の娘である岡田裕実氏は、アルゼの新取締役員に任命されている。
パラニャーケ市の地裁は最近、同氏と元上司の岡田和生氏に対して逮捕状を出しており、同氏の辞任は、現在もフィリピンで法的問題が続く中での発表となった。
岡田氏は、 オカダ・マニラを運営するユニバーサルエンターテインメントの子会社であるタイガー リゾート レジャー アンド エンターテインメント インク日本支店(TRLEI)から会長兼CEO時代に受け取った約310万米ドルの給与及び手数料の不正流用で起訴されている。同氏はその容疑を否認している。
臼井氏は、昨年末にInside Asian Gamingが行った岡田氏との対談にも同席しており、その中で株式会社ユニバーサルエンターテインメントと、オカダマニラを所有・運営する子会社のTRLEIによって出された詐欺の申し立てに対して自身を弁護していた。