メルコリゾーツのローレンス・ホー会長兼CEOは、キプロスに建設中の統合型リゾートの完成が最大6か月遅れることについて全く動じていないと主張する。
Inside Asian Gamingが伝えたところによると、インフラの拡張、レイアウトの調整、客室の追加、そしてゲーミングフロアの拡大などを含む初期デザインへの変更によって、5.5億ユーロ(約668億円)をかけたシティー オブ ドリームス メディテラニアンの開業は2021年半ばから年末へと先延ばしにされている。しかしホー会長は、そのような遅れは想定内だと語る。
ホー会長は、メルコリゾーツによる豪クラウンリゾーツの19.99%の株式取得を受けて今週初めにマカオで行われた臨時メディア・ラウンドテーブルで以下のように語った。「このマーケットで開発を行ったのは初めてのことで、彼らはこれまでにここまでの大きさのものを建てたことがない。従ってこの建物の建設業者や下請け業者には多くの圧力をかけている。これまでのものとは全く異なる。ヨーロッパでは過去最大のIRであり、我々がしていることを表すようなもの、象徴的なものにしたいと考えている。従っていろんな場面で数か月というのは全くと言っていいほど影響がない。キャッシュフローの問題を抱えているとかいった類のものではない。我々はきちんとしたい、きちんとオープンしたい、そしてキプロス政府が多大な協力をしてくれているからこそ、彼らが求めるものを確実に届けたい」
ホー会長はまた、シティー オブ ドリームス メディテラニアンの主構造の杭打ち作業がすでに完了したことを明かした。