ゲンティン・マレーシアでは、純利益が前年比26%減の2億5,310万元(約40億4,472万円)となり、同社はその原因として顧客へのインセンティブが低下したことによるゲーミング事業の取引高減少を挙げた。
同期間「中間層からプレミアムマス層のプレイヤーセグメントで非常に高いホールド率を記録した」おかげで、収益が24億元から27.4億元へと増加したにもかかわらず、今回の純利益減少となった。 調整後EBITDAは13%増の6億8,410万元となったが、カジノ税の増税によって相殺された。
ゲンティン・マレーシアは、「グループの利益は、リゾート・ワールド・ゲンティン(RWG)の屋外テーマパークに関連する1億9,830万元の契約終了関連費用の引当金にも影響を受けたと述べ、RWGでのフォックステーマパークの建設契約を巡るウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスとの継続中の訴訟に言及した。
同社はまた、政府が昨年、年間のゲーミング税の大幅引き上げを発表したために、マレーシアでの事業環境がますます厳しくなっていると述べた。
同社は、「グループは、マレーシアのカジノ増税と益々厳しくなる事業環境の影響を最小限に抑えるために設備投資に必要な額の継続的な見直しを行い、営業費構造を合理化し続けていく。当社グループは、新しい資産を活用して主要事業セグメントを成長させることに焦点を当てていく。この目的を達成するために、グループはデータベースマーケティングの取り組み強化に重点を置き、イールドマネジメントを最適化し、当時にRWGでのサービス提供と営業効率を改善させて全体的なゲスト体験を充実させていく」と述べた。
ゲンティン・マレーシアは、英国事業で調整後EBITDAが34%増の4,100万元、そして収益は微増の4億1,930万元となり、米国では収益が6%増の3億6,700万元、調整後EBITDAが2%増の6,600万元となったことを報告した。