サンシティー・グループは最近、ロシアのIR事業者であるサミット・アセント・ホールディングスの29.77%の株式を取得しており、それによりティグレ デ クリスタルでのVIP取引額が来年に250%近く増加する可能性が高いと、ユニオン・ゲーミングのアナリスト、グラント・ゴバートセン氏は述べている。
月曜に公表されたリサーチ文書の中でゴバートセン氏は、4月の大量株の取得がサンシティにとっての「本当の意味での関与」となり、サンシティ取締役のアンドリュー・ホー氏がサミット・アセントの副会長に就任したことが加わって、VIP客をロシアへと向かわせるための大きなきっかけを与えると分析した。
「サンシティが持つサミット・アセントの当初の少数株が物質的なVIPの増加につながると予想していた一方で、さらに積極的な株式取得と、副会長という役職は、VIP取引高が予想よりもはるかに大幅な増加を見せるということが示唆している」
ユニオン・ゲーミングは以前、VIP取引高は2018年の156億香港ドル、2019年の172億香港ドル予想から増加して、2020年は約303億香港ドル(約4245憶円)に達すると予想していた。しかしながら、ゴバートセン氏は、2020年の予想は現在、597億香港ドル(約8363億円)に修正されていると述べた。