リゾート・ワールド・ラスベガス(RWLV)が、ラスベガス・ストリップに建設中の同リゾートの社長としてスコット・シベラ氏を迎え入れることを発表した。
同社によると、シベラ氏はW.A. リチャードソンビルダーズのコンサルタントとしてプロジェクトデザインに関してRWLVにアドバイスを行ってきており、ゲンティン・グループの40億米ドル(約4,401億円)規模のプロジェクトの開発、スタートアップ、運営を監督する役割を担うことになるという。
ゲンティン・グループの副CEO、フイ・リム氏は、「スコットには開発と運営の両方で豊富な経験があり、リゾート・ワールド・ラスベガスの建設・運営の成功を確実なものにしてくれるだろう。 このプロジェクトの資金は全額調達が完了しており、建設は急ピッチで進み続ける。現在我々は最終的な運営に焦点を移しているため、スコットはスムーズな開業を監督し、リゾート・ワールド・ラスベガスが世界クラスのゲスト体験を提供しながら、効率的に運営されることを保証してくれるだろう」と語った。
シベラ氏は、ラスベガス・ストリップでの事業には慣れており、直近の8年間はMGMグランドの社長兼最高執行責任者を務めていた。その前は、ザ・ミラージュとトレジャーアイランドで同様の役職を務めた経験を持つ。
今回の任命は、RWLVの前社長、エドワード・ファレル氏が、ニューヨーク、フロリダ、マサチューセッツそしてバハマでの開発と運営を監督するゲンティン・グループの米子会社、ゲンティン・アメリカの社長に就任し、同職を離れることになっために行われたものとなる。
シベラ氏のRWLVへの移動の発表の中で、ゲンティンは、同リゾートの59階建てのタワー建設が現在までに55階に達しており、2020年末に計画されているソフトオープンを前に今後数か月間で最上階に達すると予想していることを明かした。