マカオトップのコンセッション保有者、ギャラクシー・エンターテインメント・グループでは、VIP市場のマカオ全体でのマイナス成長と、より厳しい禁煙導入の影響を受けて、19年第1四半期の純収益とEBITDAが8%の減少となった。
ギャラクシーは同四半期、130億香港ドル(約1,813億円)の純収益を報告し、ゲーミング粗収益(GGR)は、VIPのGGRが前年同期比で25%減の74億香港ドルに落ち込んだために、前年比、前四半期比の両方で10%減となる154億香港ドルとなった。
マス・テーブルの総GGRは前年比9%増の73億香港ドルで、電子ゲーミング機(EGM)のGGRは1%増の6億600万香港ドルだった。
旗艦施設であるギャラクシー・マカオでは、VIPのローリングチップ掛け金総額が34%急落の1,353億香港ドルに落ち込んだことで、純収益は11.2%減の93億香港ドルとなった。VIPのウィン(カジノ側の取り分)は26.6%減の53億香港ドルに減少した。
ギャラクシー・マカオでのマステーブル・ドロップ(掛け金総額)は6.9%増の179億香港ドルで、ウィンは51億香港ドルとなった。標準化調整後EBITDAは30億香港ドルで、前年比では13%、前四半期比では8%のマイナス成長となった。
スターワールドでは、純収益が前年比7%減、前四半期比では横ばいの30億香港ドルとなった。調整後EBITDAは前年比5%減となる9億4,900万香港ドルに減少した。
スターワールドのVIPローリングチップは17.9%減の676憶香港ドルで、ウィンは22億ドルとなったが、ギャラクシー・マカオ同様、マスはマステーブル・ドロップが8.4%増の93億香港ドル、ウィンは17億香港ドルのプラス成長を記録した。EGMではドロップとウィンの両方が微増となり、ウィンは4,600万香港ドルとなった。
マス向け施設のブロードウェイ・マカオでは、純収益が前年比6%増の1億5,100万香港ドル、調整後EBITDAは15%増の1,500万香港ドルにのぼった。GGRウィンの総額は8,500万香港ドルとなった。