サンシティー・グループは、完全子会社であるサンシティー・グループ・マネジメント・アンド・コンサルタンシー(SGMC)(ホイアン)が、2019年末にオープン予定の同社のベトナムの統合型リゾート、ホイアナにあるカジノ及び飲食施設の全運営サービスを提供する予定であることを認めた。
昨夜の発表の中でサンシティは、SGMC(ホイアン)がホイアナを所有するホイアン・サウス・ディベロップメントとの間で10年間の独占運営権の合意に達したと述べた。この運営権の中には、ゲーミング及び他施設のレートの設定、カジノ営業からの収益管理・請求書の発行・顧客または事業者からの手数料の徴収、カジノ営業に必要な設備の購入/貸借、所有者の費用での通常のメンテナンスおよび修理全般の実施、予算の準備、そしてカジノ従業員の雇用が含まれる。
その見返りとして、SGMC(ホイアン)はベース運営手数料とインセンティブ報酬、そして四半期ごとにマス・ゲーミング粗収益(VAT別)の3%に当たる運営手数料と、売上に応じてVIPゲーミング粗収益の最大3%を受け取ることになる。インセンティブ報酬は、ゲーミングEBITDAの6%に相当する金額になる予定。
同社はまた、飲食施設の運営によって、ホイアナの飲食部門粗収益の3%と飲食部門EBITDAの6%も受け取る。
この10年契約は、当事者のどちらかが期間延長をしないという決定をしない限り、期限時点でさらに10年間自動的に更新される。
ホイアナに関しては、サンシティー・グループの子会社であるスター・アドミラルが複雑な所有構造と通じて34%を所有している。スター・アドミラルはゴールド・イールド・エンタープライズに50%の株式を保有しており、その代わりにゴールド・イールドはホイアナの68%を所有している。
サンシティー・グループのアルヴィン・チャウ会長は、2018年に同社が14.6億元(約232憶円)の損失を計上したことを受けて、自己資金から15億香港ドル(約213億円)を貸し付けることに最近同意し、アジア全土での拡大戦略を支援する。しかし、サンシティー・グループの収益性の高いジャンケット事業は同社上場子会社の管理下には入ってはいない。