MATSUIがG2Eアジアで安全性の高いカジノチップの 最新製品をお披露目し、40周年を祝う
MATSUI(マツイグループ)が今年40周年を迎えている。1980年8月に東京で設立されたMATSUIは、松井隆氏が日本の顧客にビリヤード台のクロスを販売する会社として創業した。
1990年代半ばに、カジノやポーカー、そして小売り販売用の「Bee」や「Bycycle」ブランドで有名なU.Sプレイング・カード社(USPCC)の日本と韓国での総代理店となった。
2000年に、自社ブランド「マツイチップ」のゲーミングチップを製造する工場を建設。現在は、韓国、マンチェスター、ラスベガス、モスクワそしてマカオなど世界中にオフィスや子会社を持ち、本社は今でも東京に構えている。
MATSUIのマカオ子会社の町田茂樹専務取締役は、「グループ企業として記念すべき40周年を迎えられたことを非常にうれしく思います。
1990年代にUSPCCの代理店を始めた後、韓国のカジノ顧客にむけて主要スロットブランドやゲーミングチップを含めたカジノ用品サプライヤーの商品の取り扱いも開始しました。
我々にとって大きな分岐点となったのは、オーナーが自社ブランドのゲーミングチップを提供するという決断をし、2000年に工場を立てたことでした」と述べた。
当時、市場にはまだたくさんのチップメーカーがあった。競争は激しく、新参者としてMATSUIは質の高い製品を適正価格で、そして素晴らしいサービスと共に提供することに焦点を当てた。
町田氏は、「チップの製造を開始した時、当時付き合っていたサプライヤーのサービスに満足していない顧客がたくさんいることに気が付きました。例えば、彼らがデザインのリクエストを出した場合、1週間またはそれ以上に待つ必要がありました。
チップを受け取った時、梱包がきちんと行われていなかったり、またはチップが少し足りないということもありました。検査で多くの不良品が見つかることもありました。販売会社としての経験から、こういった以前の状況のことはよく理解していました。
自社ブランドをスタートさせてからは、我々は単純に競合他社に見SOLUTIONS SHOWCASE
られるような悪しき慣行を避けることに力を注ぎ、より良いサービス、ターンアラウンドの短縮そして最高品質の製品を提供できるよう努力しました」と語った。
事業者は、アジアで最も信頼できる選択肢の一つとして、チップの新サプライヤーを歓迎した。MATSUIチップは、競合他社が吸収・合併、または完全に事業から撤退するなどしている間に徐々にその存在感を増していった。
今では、マツイはゲーミングチップとテーブル設備の提供において世界トップクラスの中の1社となっている。
同社のチップへの非常に高い需要に応えるために、MATSUIは工場の生産能力を拡大し続けており、その中には競争優位性をさらに高める狙いで最近行われた施設の大規模改修も含まれている。生産をさらに加速させるために新しい機械や設備を導入すると同時に、最先端のテクノロジーによって製造における安全性も強化してきた。
町田氏は「最高の製造設備によって、さらにいっそう納期が短縮できたことを非常にうれしく思います。元々他社よりも納期は短かったので。
G2Eアジア2019でMATSUI ASIAは、ゲーミングチップ生産ラインに追加された最新製品の展示を予定をしている。同社の新カジノチップシリ ーズ「楕円形プレミアディーキャルチップ(Oval Premier Decal Chips)」 、そしてユニークな新デザインのチップがお披露目される。
MATSUIのパートナー企業、ウォーカー・デジタル・テーブル・システム(WDTS)からライセンスを受けているPJM方式RFIDチップのデモ版も展示される予定。
町田氏は、「当社の耐久性の高いレイアウト等、他の主要製品と共に新しいゲーミングチップをご紹介できることを非常に楽しみにしています。
G2Eアジア2019では、WDTSとの提携を通じて、同社のPerfect PayバカラテーブルやPerfect Counterを紹介すると共に、当社のPJM方式RFIDチップのデモ版を展示する予定です。
事業者はカジノチップのセキュリティの重要性をますます認識するようになっており、我々は新しい製品の開発とWDTSとの提携によって、顧客にさらに多くの選択肢と、より優れたセキュリティのオプションを確実に提供することができると考えています。チームメンバーは、G2Eアジアで友人たちや新規のお客様とお会いできることを楽しみにしています」と語った。