日本の株式会社ユニバーサルエンターテインメントの取締役会は、フィリピンにある統合型リゾート、オカダ・マニラが2018年に営業損失179.7億円を計上したことことを受けて、同施設へのホテル客室の追加が現在の最優先課題であると明かしている。
2016年に初めてオープンしたオカダ・マニラは、2018年ついに全面営業を開始し、同年の売上高は932.7億円に達した。その一方で、金曜に発表した2018年決算報告書の中でユニバーサルは、ホテル稼働率は年間を通じて98.3%と高い数字を維持しながらも、部屋数が限られているために、現在の成長傾向が制限されていると述べている。
オカダ・マニラは、Inside Asian Gamingの質問に対して書面で回答し、現在タワーAで稼働している493部屋から収容人数を2倍にし、「来年にかけてタワーBにさらに500室を追加する予定だ」と説明した。
ユニバーサルは決算報告書の中で、2019年にVIP専用カジノを含むゲーミングエリアの拡充や、レストランやショッピングモールの整備により、入場者数、宿泊者数の増大を目指していると付け加えた。
しかし、最も重要なことはホテル客室数の増加であり、同社は、客室の提供増が「カジノ事業の成長を促進させ、大規模なグループイベントの開催や海外からの団体旅行受け入れにおいてより優位に立たせてくれる」と述べている。