シティー オブ ドリームス マニラを運営するメルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)が、1株当たりの価値を上げることで普通株を59億株から11,800株にまで減数する策を承認した。
同社の変更後の定款への変更では基本的に、株式が11,800株に併合され、各株式の価値が1比ペソ(約2.14円)から500,000比ペソへと変更される。
メルコ(フィリピン)は、変更の理由を「会社の各株式の価値を上昇させ、株主の数を減少させるため」と説明した。
今回の変更は、昨年の株式公開買い付けを受けたもので、メルコ・インターナショナル・ディベロップメントの子会社であるMCO(フィリピン)インベストメントがメルコリゾーツ&エンターテインメントへの保有比率を72.54%から96.1%に上昇させた。残りの株式は別の株主が保有している。
同社は当初、フィリピン証券取引所からの上場廃止の手段としてこの公開買い付けを計画したが、一連の投資家の懸念によって10月にその決定を覆すことを余儀なくされた。その際、メルコ(フィリピン)は、公開買い付けは代わりにMCOの保有比率を上げる目的で進めることになるだろうと述べた。
今週の報告書の中でメルコは、現在の株式資本をより大きな束にまとめることで端株が出る場合、MCOは現在の株式1株当たり7.25比ペソの価格で端株を購入することを提案している。この価格は昨年の公開買い付けと同額となる。
株数の減数は、ほぼ確実にMCOの保有比率を100%に近づけることになる。