インペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)は、2018年9月に40年以上の歴史に幕を閉じた近隣にあるマリアナリゾート&スパの運営を引き継ぐ予定であることを認めた。
サイパンのカジノ事業者であるIPIは昨年、リゾートの運営を前提に動いていたが、IPIと国土局(Department of Public Lands)との間で一切合意に至らずに12月にRFP(入札)期限が切れて以来、その後は宙に浮いた状態になっていた。国土局は、施設を、ホテル、ゴルフコースそしてレーストラックの3つの別のRFPに分けて対応したが、IPIのマーク・ブラウン会長は木曜、同社が3つ全てに応募することを承認されたことを明かした。これはマリアナリゾートが建つ土地のリースを得るためのIPIの長期計画の一環となる。
ブラウン氏は現地報道陣に対して、「この島の手助けをしている … IPIは『はい、やります』と飛びついているところだ。施設の維持だけでも月に数十万ドルもかかることになる。合意に至るまでそれを支払い続け、いつかその土地を得ることができることを願っている」と語った。
ブラウン氏は、IPIは、リゾートの以前の事業者であるカン・パシフィックとの間で2015年に土地リースを引き継ぐ契約を交わしており、将来的な拡大のためにマリアナリゾートの土地を常に視野に入れていたことを付け加えた。
同氏は「我々のゴールは単にガラパン地区の真ん中にカジノを建てることではなかった。最終的な目標は、前に進むことができるようこの土地区画を得ることだ。当社の投資家や提携企業はこれまでも2年以上それを待ち続けている」と語った。
IPIは今週初めに、2019年9月30日までに同社の統合型リゾート、インペリアル・パレス・サイパンの一部施設をオープンすることも明かしている。